結論:複数チャネルで使うなら、高品質なmasterを保持し、Amazon・自社EC/Shopify・SNSなどの用途別にderivative(派生ファイル)を書き出す設計が扱いやすくなります。ピクセル数だけでなく、縦横比、ファイル容量、形式、画像内容のルールを別々に確認してください。

「画像サイズ」には5つの意味がある

項目混同すると起きること
ピクセル寸法1600×1600 px十分な解像度でも比率が用途に合わない
縦横比1:1、4:5、3:4自動cropで商品が見切れる
ファイル容量MBピクセルは小さいのにupload上限を超える
ファイル形式JPEG、PNG、WebP透明背景や画質・容量の要件に合わない
画像内容ルール背景、文字、商品占有率サイズが正しくてもプラットフォーム要件を満たさない

masterと出力ファイルを分ける

販売先ごとに最初から別撮影するのではなく、十分な情報を持つ元写真・masterを保存し、そこから用途別にcrop・resize・format変換する方が再利用しやすくなります。

  1. 元写真を高品質で保存
    商品が見切れず、後からcropできる余白を残します。
  2. 編集masterを作る
    必要なら切り抜き、色・明るさ確認、商品事実の修正を済ませます。
  3. 販売先別の比率を決める
    正方形、縦長、その他の必要比率を分けます。
  4. 必要ピクセルへ書き出す
    各サービスの現在仕様を確認します。
  5. 圧縮後に再確認
    文字、輪郭、細部が潰れていないかを確認します。
masterの考え方:このページでは「全サービスに共通する必須masterサイズ」は設定しません。商品、撮影データ、利用先の最大要求を見て、後から必要な派生を書き出せる解像度を保持します。

2026年8月21日時点の公式情報を比較する

チャネル現在の公式公開情報から確認できる主なサイズ関連事項設計上のポイント
Amazon Japan公開SEOガイドで長辺500〜10,000px、最適なズーム表示向けに長辺1,600px推奨サイズ以外にメイン画像の純白背景・85%占有等を別確認
Shopify商品/コレクション画像は最大5000×5000pxまたは25MP、20MB未満。正方形は2048×2048pxが通常最適と公式Helpが案内テーマ表示も考え、featured画像のaspect ratioを揃える
Instagram写真公式Helpは最大幅1080pxでの高品質処理を案内。幅320〜1080pxかつaspect ratio 1.91:1〜3:4なら元解像度を維持すると説明対応外比率はcropされるため、商品周囲の余白を確保
楽天市場このページでは一般公開情報だけから正確な現行dimensionを推測しない掲載時に店舗運営Naviの現在仕様を確認

Amazon:長辺だけでなくメイン画像内容も確認

Amazon Japanの現在の公開SEOガイドでは、画像長辺を500〜10,000pxとし、最適なズーム表示のため1,600pxを推奨しています。しかし、Amazonメイン画像では純白背景や商品占有率など、ピクセル以外の確認事項があります。

詳細はAmazonの商品画像要件に分けています。

Shopify:上限と「表示の一貫性」を分けて考える

Shopify公式Helpでは、商品・コレクション画像は最大5000×5000pxまたは25MP、20MB未満とされています。また、正方形の商品画像は2048×2048pxが通常最適と案内されています。

さらに、コレクション等で画像を並べる場合、featured/main画像のaspect ratioを一貫させると同じサイズで表示しやすいと説明されています。つまり「最大まで大きくする」だけでなく、ストア内の見え方を揃える設計が必要です。

形式

Shopify公式Helpでは、多くの商品画像についてPNGを第一、JPEGを次の選択肢として案内し、他にもWebP等の形式をサポートしています。写真中心で容量を抑えたい、透明背景を残したいなど目的によって選びます。

Instagram:幅1080pxとaspect ratioを確認する

Instagram Help Centerの現在情報では、写真を最大幅1080pxまでの品質で扱い、幅320〜1080pxでaspect ratioが1.91:1〜3:4の範囲なら元解像度を保つと説明しています。対応外の比率はsupported ratioへcropされます。

昔の「Instagramは4:5まで」だけで固定しない:現在の公式Helpでは写真の対応範囲を3:4までと案内しています。SNS仕様は変わるため、公開時点の公式Helpを再確認してください。

楽天:確認できない数字を他モールから流用しない

楽天市場の第1商品画像については、文字占有率・枠線・背景等を一般公開のRMS Service Squareで確認できますが、この調査では最新の詳細dimensionを一般公開一次情報から確定していません。Amazonや古い第三者記事の数値を流用せず、RMS内の店舗運営Naviを確認します。

楽天の公開ルール概要は楽天市場の商品画像ガイドラインで整理しています。

複数チャネル向けのmaster設計

masterで残す情報理由
商品周囲の余白正方形・縦長など複数cropへ対応
十分な元解像度高解像度チャネルへ後から出力できる
商品本体の正確な色・形販売先別加工の基準になる
可能なら非破壊編集データ背景・cropをやり直しやすい
SKUとの紐付け色違い・型違いの取り違えを防ぐ

出力ファイルの命名例

同じSKUから複数チャネルへ書き出す場合、サイズ数字だけでなく用途をファイル名に入れると取り違えを減らせます。

  • `sku123-master.png` — 編集master
  • `sku123-amazon-main.jpg` — Amazonメイン用最終候補
  • `sku123-shopify-square.jpg` — Shopify正方形表示用
  • `sku123-instagram-portrait.jpg` — Instagram縦長用
  • `sku123-rakuten-first.jpg` — 楽天第1商品画像用最終候補

これは命名例であり、各プラットフォームの必須ファイル名ではありません。

pictoECの出力presetを公式仕様と分けて見る

現在のpictoECコードには以下のpresetがあります。

pictoEC presetコード上の出力現在の自動経路
Amazon main1600×1600 JPG / 白背景Amazon + WHITE_BACKGROUND候補
Amazon sub1600×1600 JPGAmazon + 非白背景候補
EC square1200×1200 PNG楽天・BASE・Shopify/自社EC等
Instagram portrait1080×1350 JPGInstagram
EC landscape / Instagram square定義あり現在の自動選択経路では未使用
preset ≠ 公式推奨:たとえばShopify公式Helpは正方形商品画像で2048×2048pxを通常最適と案内していますが、pictoECの一般EC squareは1200×1200です。コードpresetを各サービスの公式推奨値と同一視せず、公開前に用途適合を再監査する必要があります。

画像サイズ設計のチェックリスト

  • 最終利用先を先に列挙した
  • 最も厳しいcropでも商品が見切れないmasterを残した
  • 縦横比とピクセル寸法を別々に確認した
  • upload容量上限を確認した
  • 必要な透明背景/非透明形式を選んだ
  • resizeで商品が縦横に伸びていない
  • 圧縮後もロゴ・ラベルが読める
  • Amazon/Rakuten等の画像内容ルールも別に確認した
  • 公式仕様の確認日を記録した

よくある失敗

全チャネルを1080×1080で統一する

運用は簡単でも、各チャネルの推奨解像度・表示比率・用途を活かせない場合があります。masterを共通化し、最終出力を分けます。

大きな画像ならどこでもよいと思う

ピクセルが大きくても、ファイル容量上限、比率、背景・文字等のルールがあります。

resize時に縦横比を解除する

幅と高さを無理に合わせると商品が伸縮します。cropとresizeを分けて処理します。

よくある質問

EC商品画像は何pxで作るのが正解ですか?

全チャネル共通の1つの正解はありません。元masterを保持し、利用先の現在仕様に合わせて書き出してください。

Amazon用の1600×1600をShopifyにも使えますか?

使える場合はありますが、Shopify公式Helpは正方形商品画像で2048×2048pxが通常最適と案内しています。またストアテーマや表示意図も確認してください。

Instagramは1080×1350で問題ありませんか?

1080×1350は4:5で、2026年8月21日に確認したInstagram公式Helpの対応範囲1.91:1〜3:4の中に入ります。ただし仕様は更新されるため、公開時点の公式Helpを確認してください。

一次情報